SILVIA's Manifestations

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勉強出来ない自分を認めちゃいなよ

息子(中2)は自分の興味のあることに関しては驚異的な記憶力を発揮する一方で、学校の勉強はてんで出来ません、結構、絶望的に、、、。

 

興味のあることに関してはもちろん応援していますが、現実問題、ある程度学校の成績を取っていないと、例え底辺の高校であっても、入れない可能性があるのも事実。

 

 

先日、ダラダラしている息子と「勉強が苦手」ということに関して話し合う中で、息子は専ら、自分が如何に勉強が出来ないかを開き直って話して来るのです。

 

友達はバカにしてくる。

先生も呆れてる。

そもそも先生の教え方が分かりにくいから、先生に問題があるんだ。

勉強やってるのに全然出来るようにならない。

人から何を言われようがもう別にどうでも良い、、、等々。

 

言い換えれば、被害者意識になっているのです。

 

私が勉強と向き合うことについて色々話をしても、息子からしてみれば、ただの説教にしか聞こえておらず、文句や不平不満を言っては、あらゆることを他責にしているのです。

 

息子は私のこの「説教」にうんざりという様子。

 

何を言っても伝わらないので、私は最終的に「勉強出来ない自分を認めちゃいなよ」と伝えたのです。

 

そうしたら息子は「はいはい、、、俺は勉強出来ませんよ。はい認めました。もういいでしょ。(あっち行って)」という感じ。

 

明らかに伝わっていない。

 

そこで、私は「本当に認めたのね?じゃあ最後にこの質問に答えて:自分が勉強出来ないということを考えた時、どういう気持ちになる?」

 

それに対して、息子はグチグチ言ってるのですが、最終的に「悲しい」と答えてきたのです。

 

私 「悲しいと思っているということは、勉強出来ない自分を認めたとは言えないよ。」

 

息子 「は?だから俺は出来ないんだって言ったじゃん?」

 

私 「勉強出来ない自分を認めているというのは、どういう状態かと言うと、”勉強出来ない自分も大切な存在だよね”と思えている状態だよ。勉強出来ないそんなダメな自分にもOKを出せている状態だよ。そんな自分が存在していても良いよね、って」

 

その瞬間、息子がハッとしたんです。

 

悲しいと思っているのなら、その感情を感じてあげる。悲しいと感じている自分の身体と共に過ごす。否定しない、押さえつけない、見なかったことにしない。その感情が沸き起こったことをOKにする。これが自分を大切にするということ。これで自分を大切な存在として認識出来るようになる。

 

 

実際それをどうやってやるかまでは伝えなかったのですが、息子にとっては何かの気付きになったようです。私の言った事を、じんわりと考えているようでした。

 

 

その話し合いが終わったあと、私は私で自分と向き合うことに。

私=息子

息子=私

物事を他責にしている息子にイライラしている私がいるということは、私も他責にしているところがあるということ。

 

自分の潜在意識に取り組んで、私自身、物事を他責にしている事はないかを考え、他責にしたいと思っている自分にもOKを出してあげました。

 

 

そして数日が経ちますが、今のところ息子から不平不満は全く聞こえてこなくなりました。むしろ、息子が得意としている音楽の授業で、先生に色々頼まれたり、褒められたり、頼りにされているという話をしてきてくれました。

 

明らかに、息子の視点に変化が。

物事を違う角度から捉えると、そこにはまた別の世界が広がっているんですよね。