SILVIA's Manifestations

引き寄せたあれこれ と 子育て と 音楽 と・・・

子どもに自分の正しさを証明しようとしている

「ちゃんと歯磨きをしなかったら虫歯になるよ」

「野菜食べなかったら病気になるよ」

「勉強しなかったら将来ホームレスになるよ」

 

なんてことを、子どもに言いそうになる時があります。

かつては実際に言っていたこともありました。

 

今考えると、何故これを言っていたかというと、もちろん、子どもが言うことを聞かないというのもあるのですが、

 

息子vs親

 

の構図になっていたからだと思います。

 

最初は「歯を磨こうねぇ~^^」と言って、歯磨きへと誘導しようとしていたのが、言うことを聞かないもんだから、徐々に「歯磨きをしなかったら虫歯になるよ(怒)」っていう表現になってしまう、、、。

 

で、これを言っているうちに、気付いたら内心、「本当に虫歯になっちゃえば良いのに、、、」と思うようになっているのです。

 

本当に虫歯になってくれれば、「ほらね、ママの言った通りでしょ?」「誰が悪いの?」って言ってやれる。

 

実際に虫歯になってくれれば、以降、

親の言うことは正しい → 親の言うことを聞くようになる

という流れになることを期待してしまう。

 

こんな風にして、気付けば、子どもに自分の正しさを証明しようとしている自分がいるのです

 

「歯を綺麗に保っていて欲しい」という願いがいつしか、「自分の正しさをなんとか証明してみせるぞ」という意地に変わり、「親である私を認めて欲しい」ってなっているんですよね。そして、これが苦しみの始まりだったりする、、、。

 

 

本来は、親子で二人三脚で成長していけたら良いのですが、言う事を聞かなさすぎると無意識に

「子どもに勝ちたい」

「親の力を見せ付けたい」

なんてことを、どこか思ってしまうんですよね。

 

本当だったら、誰にも何にも勝つ必要もないし、自分の力を見せ付ける必要なんて無いのに。ましてや、子どもに親である私を認めて欲しいなんて、、、。

 

 

一時期、歯磨きの声掛けは諦め、試しに放ったらかしにしてみたことがあるんです。そしたら、歯磨きは月に1~2回あるかないか、ということが判明、、、。本当に信じられないですよね、、、。中学生ですよ、、、!?

 

(しかも、この期間に歯医者さんに行ってみたら「良く磨けてますよ~」なんて褒められちゃうもんだから、困っちゃう、、、。)

 

 

で、どうしたか。

 

何も磨いていなくても、「すごいじゃ~~~ん!!今日は磨いたの!?恰好良い!!さすが!!」なんてことを言い続けてみました。

 

もちろん、本人は全く磨いていない、、、。

 

でも、それを来る日も来る日も言い続けていたら、「うん、磨いたよ!」なんていう返事が返ってくるように。

 

でも、こう返事していても、実際は磨いていない、、、。

 

それでも、「すごいじゃ~~~~ん!!」って言い続けていたら、

 

ある時、「俺の歯ブラシってどれだっけ??青い方?黄色い方??」って聞いてきて、僅か数秒でも磨くように。

 

今は、何とか一日一回は磨くようになっています。磨いている時間は一瞬ですけど、それでもかなりの進歩なのでは!?

 

 

 

「虫歯になっちゃうよ」「虫歯になっちゃうよ」って言い続けると、意識は虫歯に行ってしまい、「虫歯」が潜在意識に入ってしまうから、やはり避けるべき。

 

意識は「健康で綺麗な歯」や「磨くこと」に向くようにしたいところ。

 

親は、自分の正しさを証明しようとするより、子どもに意識を向けて欲しい方の未来を指さす、、、。私自身も、自分の正しさよりもそっちに意識が向くよう、自分の思考には気を付けるようにしています。

 

自分の正しさを証明しようとしている自分や、認められたいと思っている自分がいることに気付いたら、自分の内側の世界に何がどういう理由で入っているのか、そっちを明らかにした方が、よっぽどお互いのためになるかもしれません。

 

実際は、まだまだ修行が足りていないんですけどね、、、。